松籟庵をご紹介します。
松籟庵は、茅ヶ崎市の高砂緑地内、日本庭園の一角にある前庭つき茶室・書院です。
高砂緑地は、明治時代の新派俳優・川上音次郎の別荘地でした。その後、実業家・原安三郎の別荘となり、昭和59年に茅ヶ崎市が購入して高砂(たかすな)緑地として開園しました。そのときにこの茶室を作ったとのことです。
松籟庵内には、茶室と書院、ふたつの部屋があります。
茶会や文化及び教養活動のために、有料にて和室の利用が出来るようです。対象者は市内、市外在住者を問わないようです。
和室から見える緑がとても目に涼しく気持ちよいですね。
日本庭園の見学は無料です。
美しい四季の花々を楽しむことが出来ます。
開演時間と休園日にお気をつけてお出かけください。
室内の格子戸から外の緑を眺めた様子。
こういったおもむきが心にも目にも優しいです。
天然のステンドグラスのようですね。
日本庭園にはたたずまいの良い池があります。
現茅ヶ崎市美術館館長が子供の頃には、この辺りでは池の主、ウシガエルの低い鳴き声が聴こえたそうです。
今でも雨を呼ぶカエルの合唱が聴こえてきそうです。
池には何匹もカメが住んでいました。
何をながめているのでしょう?
鮮やかな赤や青のトンボも飛んできます。
(六月下旬撮影)
六月の時期にはところどころに灯をともすように睡蓮が咲いています。
花が開くのは午前中です。
ピンクの花が早い時期に咲き、後半になると黄色の花が咲くようです。
黄色の方が勢いが強いらしく、全体的に黄色の花が多くなってきたとのことです。
(六月中旬撮影)
これはネジ花。万葉の花ですね。
最近は野原でもあまり見かけません。雑草の方が力が強いからだそうです。
ともすると雑草とともに刈り取られてしまいそうなこの花。
ここでは庭園の管理をきちんとしているため、ちゃんとネジ花を残しているそうです。
この花、実はラン科だそうですよ。
(六月中旬撮影)
庭園を撮影していたら、庭木を剪定されていた方が教えてくれました。
この紫陽花は「隅田の花火」というそうです。
花火のように広がっているからでしょうね、きっと。とても涼しげな色です。
庭園には四季折々の花が咲いているそうです。
散策に出かけられてみてはいかがでしょうか?
参考:松籟庵ホームページ/庵の職員の方のお話
松籟庵ホームページは
こちらへ
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