暮れ行く田んぼの風景です。雨の日はいっそう美しいですね。
わたしは胸腺というのか、…ちょうど胸の真ん中
胸に手を当てて考えてごらんというときに当てる場所、
心臓よりも体の中心よりの場所…が、弱いというか、なんだか脆いと思う。
誰でも、何かつらいことがあったときに
胸がじりじりと焼かれるように感じたり、
または別れがあったときなど、
胸に穴が空いたのを、本当に穴が空いて向こうが見えると感じるくらい、
そんなことがあると思います。
わたしはものを考えるときに、
頭ではなく胸で考えるのかって思うくらい左右されていて、
わたしがじっとしているとき、
ふと隙をついてやってきて、
じわじわじりじりと胸を焦がし、
いつか感じたことのある不安感、
すべてから切り離された孤独感へ誘いこむのは、
この胸腺からのように感じます。
気づけばその孤独感にすっかり捕らわれていて、
そしてそれは妙に居心地良くさえ感じるのです。
もう一人のわたしはそれをじっと見ている。
どっちがわたしだろう?
出来れば、わたしが
それを見ている立場に立ちたいと思います。
胸からわき上がる孤独感がわたしを支配するか、
わたしがそれを眺められるか。
どっちかな・・?
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