美ヶ原から上田方面に降りて行く途中の、幻想的な白樺の森。
明け方、庭から、沢山のさまざまな小さな木琴を叩くような音が聴こえていました。
木琴を叩き、泡がいくつもはじけるような音。
聴いていて、ああこれは、世界の狭間から聴こえてくる・・
となんとなく感じました。
たくさんの透明な存在が庭のあちこちで、草花の影で、生命をたたえ、雨をたたえ、しきりに動き回っている。
空が白じんでくるとともに、音は次第に遠のいて、
変わって鈴虫の音、日暮らし、セミの声…とかわっていきました
そうして、以下の文章を思いました。
私は今、自然の生命体の偉大な下界を訪れるのがとても楽しみです。その世界は下界というより、茂みといったほうがよいかもしれません。小人や妖精たちが地球の庭園でせっせと仕事をしたり、より高次の局面で、楽しそうに夢や願いを織りなしているのを見るのは、じつに心地よいものです。・・・小さな人々が、神の愛と美を彼ら独自の形で表現するのを見ていると本当に楽しくなります。・・・私たちのまわりにあるこの植物の世界は、本当に繊細なものです。小さな妖精たちが一生懸命になって生の躍動と食物を植物に与えているのを見ていると、心がなごみます。The Return of Arthur Conan Doyle・:,。★゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・
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