ひんやりした森林、長野県烏川渓谷。
ここ数日夏が戻り、足柄平野も蒸されるような暑さです。
小田原が35℃の予報なので、
すこし内陸の足柄は36℃くらいでしょうか?
アトリエの気温計は38℃を指していました。
湿度もあるからお湯のようで、温泉だと思えばいいよね、と思ってみても、
やっぱりすぐに茹だってしまいます。
38℃のお湯ならぬる湯なのに、
気温だと耐えられないのはどうしてだろう?
屋久島に「尾の間温泉」という、とても熱いお湯があるのですが
そこで湯あたりしたときと同じよう。
頭の奥がずっと痛くて、なんだか軽いめまいを起こします。
もう少し普通の暑さならば、いろいろ悪あがきをするのですが
こんな日には、もう生きているだけでいいことにして、
なるべくじっとしています。
やることはすべて夕方以降にやろう…
それでも、足柄平野に裾野を大きく扇状に広げた、
青い、明神ケ岳をみていると
その山に、暑さとはちがうぬくもりのようなものを感じ、
深い山の呼吸と鼓動を感じます。
山は生きているのですね。
そして息づいて、両手を開いて里山を抱いている。
森にたっぷりと水を蓄え、里に何本もの水脈を通し、
生きて里山を守ってくれているのを感じる。
だから山は神さまなんだ。
古来から大雄山と慕われて、
これからもずっと人々と生活をともにするのだろうな、と
今日は改めて感じました。
・:,。★゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・
Copyright (c) 2017 Tanaka Migiwa, All Right Reserved.