いつものスケッチ道具一式
どんどん形が変わっていく雲や、波立つ水面を素早く描くのに、私は主に、木炭・擦筆・やわらかい鉛筆(6Bなど)・パステル・練りゴム等を使っています。写真がいつも使っているスケッチ道具のセットです。
木炭はその柔らかさで筆圧次第では強い陰影を出しやすく、擦筆は紙に木炭の粉をこすりつけてなじませるのに使い、風や空気感を出す表現に役立っています。光を表現するときには練りゴムで白く抜いたり、白いパステルをポイントに使ったりします。
それからスケッチブック。市販品はFサイズなどの規格品がほとんどですが、私はそれを自分の使いやすいようにカットしています。風景を描くのに、自然とこんな細長い形になってしまいました。この形に合わせて本画のパネルを注文します。色画用紙を使って(写真では黒)スケッチブックを作ることもあります。
それから、音楽を聴く機械、小さいカメラなども添えます。フキサチーフ(木炭や鉛筆の粉の定着液)も忘れずに。
皆さんもスケッチ道具を、自分の使い良いかたちにアレンジしてみませんか。
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